作曲・編曲・楽譜制作について
制作姿勢
私は「作業者」ではなく、音楽を設計する作家として制作を行っています。
ご依頼は、完成物を発注するというよりも、音楽設計を委ねていただく形になります。
細かな再現や部分的な指示よりも、
- 音楽的に自然であること
- 演奏者にとって合理的であること
- 時間軸として美しいこと
を優先します。
制作方針(作風・譜割り・めくり位置・記譜法等)は、すべて作家裁量に基づいて決定いたします。
作家性を尊重いただける方のみ、制作をお受けしています。
制作内容と基本料金設計
制作費の算出方法
- 構造着手コスト(最低制作費 30,000円)
- タイプ単価 × 五線段数 × 作品時間
- 派生制作は基本設計費を基準に算出
制作費は、 「タイプ単価 × 五線段数(情報量) × 作品時間」 によって算出します。
これは作業量ではなく、音楽設計に対する対価としての算出方法です。
1. タイプ単価(1分あたり)
- 作曲(完全新作)
- 5,000円〜
- 編曲(既存楽譜あり)
- 5,000円〜
- 編曲(耳コピ・採譜含む)
- 10,000円〜
- 簡易浄書(データ化)
- 3,000円
※難度・音楽的密度により調整があります。
2. 情報量(五線段数)
楽譜上の五線1段を1単位とし、音楽情報量として換算します。
- 係数1:ソロ楽器(1段)
- 係数2:ピアノ等(2段)
- 係数3〜:多段譜・特殊編成
休符や余白も音楽構造の一部と考え、音符の有無に関わらず時間軸設計として算出します。
3. 作品時間
- 1分単位(端数切り上げ)
- 最終テンポ・構成による実時間は制作側で決定し、精算いたします。
最低制作費
1案件あたり 30,000円
作品の時間構造を成立させるための初期設計費(構造着手コスト)として設定しています。
ヒアリング、構成設計、記譜設計、体裁整備、最終確認までを含みます。
修正について
- 明確な誤記・記譜ミスは無償修正いたします。
- 実用上の軽微な調整(音域の微修正等)は1回まで対応いたします。
- 構成変更や全面的な方向転換は、新規案件扱いとなります。
- 「イメージと違う」等の主観的理由による返金はお受けできません。
基本納品物
- フルスコアPDF(印刷用データ)
※パート譜、編集データ、音源はオプションとなります。
著作権および利用範囲
- 著作権および著作隣接権は制作者に帰属します。
- 依頼者は、私的使用および非営利目的の演奏会・SNS公開の範囲で使用可能です。
- 商業利用(CD販売、配信収益化、広告使用等)は別途ライセンス契約が必要です。
- 編曲の場合、原曲の権利処理は依頼者の責任で行っていただきます。
クレジット・実績公開
- クレジット掲載は必須とします。
- 実績として公開可能な案件のみ受注いたします。
参考例
以下は代表的な編成における算出の一例です。実際の難度・音楽的密度により調整される場合があります。
ソロピアノ(4分)
タイプ:完全新作
設計:ピアノ大譜表(2段)
5,000円 × 2段 × 4分 = 40,000円
※両手の独立性と時間軸の構築を前提とした設計。
フルート+ピアノ(5分)
タイプ:編曲
設計:ソロ1段 + ピアノ2段(計3段)
5,000円 × 3段 × 5分 = 75,000円
※旋律線の自然さと伴奏の構造設計を含みます。
※派生制作(パート譜や参考音源など)が必要な場合は、基本設計費を基準に別途算出いたします。
混声四部合唱+ピアノ(5分)
タイプ:編曲
設計:各声部独立4段 + ピアノ2段(計6段)
5,000円 × 6段 × 5分 = 150,000円
※各声部の可読性とポリフォニーの明瞭さを優先した設計。
編成や用途により設計方針は異なります。本ページは目安としてご覧ください。
よくあるご依頼例
- ソロ楽器+ピアノ伴奏アレンジ
- 声楽曲の移調および浄書
- 既存曲の室内楽編成への再構成
- 演奏会用の特別アレンジ制作
制作の進め方
- ヒアリング
- 概算提示
- ご入金(全額前払い、または着手金50%)
- 制作開始
- 納品・最終精算
振込手数料はご負担ください。完成後、実時間に基づき最終金額を確定します。
書類発行について
- 領収書:PDF発行無料
- 紙の領収書・請求書郵送:1,000円(事務手数料込)